飼育している爬虫類の体に黒い小さな点が…もしかしてダニ?そんな不安を感じた経験はありませんか。爬虫類のダニは放置すると貧血や感染症を引き起こす危険な寄生虫です。この記事では、ダニの見分け方から緊急度別の対処法、自宅でできる5ステップ駆除方法、そして再発を防ぐ予防策まで、専門獣医師の情報をもとに徹底解説します。大切な爬虫類の健康を守るために、正しい知識を身につけましょう。
【緊急度別】爬虫類のダニ発見時にまずやるべきこと

爬虫類にダニを発見したら、まず緊急度を判断することが最優先です。
ダニは吸血によって爬虫類を衰弱させるだけでなく、病原体を媒介する可能性もあるため、状態に応じて迅速な対応が求められます。
以下の緊急度別チェックリストで、今すぐ病院に行くべきか、自宅での対処が可能かを判断しましょう。
今すぐ対処が必要なケース
以下の症状が見られる場合は、命に関わる可能性があるため、直ちに爬虫類診療可能な動物病院を受診してください。
- 大量のダニが全身に寄生している(目視で10匹以上確認できる)
- ぐったりして動かない、反応が鈍い
- 食欲が完全になくなり、餌を拒否する
- 皮膚が赤く腫れ上がっている、出血している
- 呼吸が荒い、口を開けて苦しそうにしている
特に小型の爬虫類や幼体は、ダニによる吸血で急速に貧血状態に陥ります。
専門獣医師によると、爬虫類のダニは重度の貧血や細菌感染を引き起こし、最悪の場合は死亡に至ることもあると報告されています(専門獣医師が解説する爬虫類のダニ)。
受診時は、飼育環境(温度、湿度、床材の種類)や最近の個体導入の有無などを獣医師に伝えると、診断がスムーズになります。
自宅で様子を見てOKなケース
以下の条件に当てはまる場合は、自宅での駆除と経過観察で対処できる可能性が高いです。
- ダニの数が少数(1〜5匹程度)
- 食欲があり、普段通りに動いている
- 皮膚に目立った異常がない
- 発見から24時間以内である
ただし、自宅での駆除後も最低1週間は毎日観察し、ダニの再発や体調の変化がないかチェックしてください。
少しでも異変を感じたら、迷わず動物病院を受診することが大切です。
自宅での具体的な駆除方法については、後述の「爬虫類のダニ駆除方法【5ステップで完全除去】」で詳しく解説します。
これってダニ?汚れ?爬虫類につくダニの見分け方

爬虫類の体についた黒い点が、ダニなのか単なる汚れなのか判断に迷うことがあります。
正確な見分け方を知ることで、早期発見・早期対処が可能になります。
ダニの見た目と発見しやすい部位
爬虫類につくダニは、肉眼で確認できるサイズです。
吸血前は約1〜2mm程度の大きさで、吸血後は体が膨らみ3〜5mmほどになります。

ダニの外見的特徴は以下の通りです。
- 色:暗褐色〜黒色(吸血後は赤褐色に変化)
- 形:楕円形で平たい(吸血後は丸く膨らむ)
- 脚:8本の脚がある(虫眼鏡で観察可能)
- 動き:ゆっくりと移動する(汚れは動かない)
ダニが発見されやすい部位は、皮膚が柔らかく吸血しやすい場所です。
- 目や耳の周辺
- 顎の下や首周り
- 脇の下、後肢の付け根
- 総排泄口(クロアカ)周辺
- 鱗と鱗の間
特にヘビ類の場合、顎下や目の周りに集中して寄生することが多いと報告されています(専門獣医師が解説する爬虫類のダニ)。
汚れとの最も確実な見分け方は、湿らせた綿棒で軽く触れてみることです。
汚れなら簡単に取れますが、ダニは皮膚にしっかり口器を刺し込んでいるため、簡単には取れません。
ダニがついた爬虫類に見られる症状チェックリスト
ダニが寄生すると、爬虫類には以下のような症状が現れます。
- 元気がなく、じっとしていることが多い
- 食欲が低下する、または全く食べなくなる
- 水入れに長時間浸かっている(ダニを溺れさせようとする行動)
- 体を床材や壁にこすりつける(痒みや不快感)
- 脱皮不全が起こる
- 皮膚の色が悪くなる、粘膜が白っぽくなる(貧血の兆候)
- ケージ内に黒い粒(ダニの糞や死骸)が落ちている

複数の症状が重なって見られる場合は、ダニの寄生が進行している可能性が高いです。
特に「水入れに長時間浸かる」行動は、爬虫類がダニの不快感から逃れようとする典型的なサインです。
この症状が見られたら、すぐに全身をチェックしてください。
爬虫類のダニは人間にうつる?
結論から言うと、爬虫類のダニが人間に寄生することは極めて稀ですが、完全にゼロではありません。
爬虫類に寄生するダニは主に「マダニ亜目」と「中気門亜目」に属する種類で、これらは爬虫類の血液を好むため、人間には通常寄生しません(【病気】爬虫類のダニとダニ媒介感染症)。
ただし、一時的に人間の皮膚に付着したり、稀に咬まれたりするケースは報告されています。
人間への影響として注意すべき点は以下の通りです。
- 一時的な皮膚炎やかゆみ:ダニが皮膚に触れることでアレルギー反応が出る場合がある
- 病原体の媒介リスク:マダニ類は人獣共通感染症を媒介する可能性がある
- 精神的ストレス:ダニの存在自体が不快感を与える
飼育者が取るべき予防策は、爬虫類の世話をした後は必ず手を洗うこと、そしてダニが発生したら速やかに駆除することです。
特に小さなお子さんや免疫力が低下している方がいる家庭では、ダニの駆除を徹底することが重要です。
爬虫類にダニがつく原因と感染経路

爬虫類のダニ寄生を防ぐためには、どこからダニが来るのか、どんな環境で増えるのかを理解することが不可欠です。
主な感染経路3パターン
爬虫類にダニが寄生する主な経路は、以下の3つです。
1. 新規個体の導入時に持ち込まれる
最も多い感染ルートは、ペットショップやブリーダーから迎えた個体が既にダニを持っていたケースです。
特に野生個体(WC個体)や、飼育環境が不衛生だった個体はダニ寄生のリスクが高くなります。
専門家によると、新規個体の約30〜50%が何らかの寄生虫を持っていると推定されています。
2. 床材や流木、レイアウト用品に付着していた
天然素材の床材(バークチップ、ヤシガラ、水苔など)や、屋外で採取した流木や石には、ダニの卵や幼虫が潜んでいる可能性があります(爬虫類の床材や流木に発生するダニの原因と対策方法)。
特に湿度の高い場所で保管されていた床材は要注意です。
3. 餌(生き餌)から感染する
コオロギやデュビア、マウスなどの生き餌の飼育環境が不衛生だと、餌自体にダニが発生し、それが爬虫類に移ることがあります。
生き餌のストック環境も清潔に保つことが重要です。
ダニが繁殖しやすい環境条件
ダニは特定の環境条件下で爆発的に増殖します。
ダニの繁殖に最適な環境は以下の通りです。
- 温度:25〜30℃(多くの爬虫類の飼育温度と一致)
- 湿度:60%以上(特に70%を超えると急速に増える)
- 通気性が悪い環境
- 掃除が行き届いていない、糞や食べ残しがある
- 床材が常に湿っている
専門獣医師は、『爬虫類の至適環境温度ならびに高湿度はダニの繁殖を助長する』と指摘しています(専門獣医師が解説する爬虫類のダニ)。
つまり、爬虫類にとって快適な環境は、ダニにとっても快適な環境なのです。
特に梅雨時期や夏場は、ダニの繁殖スピードが加速するため、より頻繁な清掃と観察が必要になります。
また、密閉性の高いケージや、通気口が少ないプラスチックケースは、湿気がこもりやすくダニの温床になりやすいので注意が必要です。
爬虫類のダニ駆除方法【5ステップで完全除去】

自宅でダニを完全に駆除するための具体的な手順を、ステップごとに解説します。
この方法は、専門獣医師や経験豊富な飼育者が実践している確実な駆除プロセスです。
ステップ1:感染個体を隔離する
複数の爬虫類を飼育している場合、ダニが発生した個体を速やかに別のケージに隔離してください。
ダニは這って移動するため、ケージが近くにあると他の個体に感染が広がります。
隔離用のケージは以下の条件を満たすものを使用します。
- シンプルな構造(隠れ場所が少ない)
- プラスチック製で洗いやすい
- 新聞紙やキッチンペーパーを床材にする(ダニの発見がしやすい)
- 元のケージから離れた場所に設置
隔離期間中は、毎日床材を交換し、ダニの有無を確認してください。
ステップ2:温浴でダニを浮かせて除去する
温浴はダニ駆除の最も基本的で効果的な方法です。
温浴の具体的な手順は以下の通りです。
- 適温の水を用意:飼育種に適した温度(一般的に28〜32℃)のぬるま湯を準備
- 水深の設定:個体の背中が水面から出る程度(溺れないよう注意)
- 浸ける時間:15〜30分程度
- 優しくマッサージ:水中で体を優しく撫でて、ダニを浮かせる
- ダニの除去:水面に浮いてきたダニをティッシュなどで取り除く
温浴中は絶対に目を離さず、爬虫類がパニックを起こしていないか常に監視してください。
温浴でダニが溺れて体から離れることで、物理的に個体数を減らすことができます。
温浴は毎日1回、最低でも3〜5日間続けると効果的です。
ステップ3:ピンセット・綿棒で残ったダニを取り除く
温浴後も体に残っているダニは、物理的に除去します。
必要な道具と手順は以下の通りです。
【必要な道具】
- 先端が細いピンセット
- 綿棒
- 消毒用エタノール(70%濃度)
- 小さな容器(取ったダニを入れる)
【除去手順】
- ダニをピンセットでつかむ:ダニの体ではなく、口器が刺さっている部分をできるだけ根元からつかむ
- 垂直にゆっくり引き抜く:ねじらず、一定の力で真上に引く
- 取ったダニは消毒液に入れる:確実に駆除するため
- 除去後は消毒:刺されていた部分を綿棒に消毒液をつけて軽く拭く
注意点として、ダニの体を潰すと口器が皮膚に残り、感染症のリスクが高まります。
必ず口器ごと完全に除去することを意識してください。
除去が難しい場所(目の周りなど)にいるダニは、無理せず動物病院で処置してもらうことをおすすめします。
ステップ4:ケージと飼育用品を徹底消毒する
個体からダニを除去しても、ケージ内にダニの卵や幼虫が残っていると再発します。
ケージの徹底的な消毒は、駆除成功の鍵となります。
【ケージ消毒の手順】
- 全ての飼育用品を取り出す:床材、水入れ、シェルター、流木など全て
- 床材は全て廃棄:再利用は絶対にNG
- ケージ本体を水洗い:隅々まで熱湯をかける
- 消毒剤で拭く:爬虫類用の消毒剤またはエタノールで全面を拭く
- 飼育用品の処理:
- 水入れ・餌入れ:熱湯消毒後、エタノールで拭く
- 流木・石:煮沸消毒(15分以上)
- シェルター:熱湯消毒またはエタノール消毒
- 完全に乾燥させる:湿気が残るとダニが再発しやすい
専門家は、熱湯消毒やエタノールを使用することでダニの繁殖を抑えることができると推奨しています(爬虫類の床材や流木に発生するダニの原因と対策)。

市販の爬虫類用防ダニ剤も併用すると効果的です。
ジクラ社の「ヘビ用防ダニ消臭剤」は、天然植物成分で作られており、日常のメンテナンスに使用できると評価されています(爬虫類のダニについて:駆除・対策と予防)。
ステップ5:経過観察と再発チェック
駆除後も油断は禁物です。
ダニの卵は駆除剤に耐性があり、数日後に孵化する可能性があるため、最低2週間は毎日チェックが必要です。
【経過観察のチェックポイント】
- 個体の全身チェック:毎日、目や顎の下などダニが付きやすい場所を確認
- 床材のチェック:白い床材を使い、黒い点(ダニ)がいないか確認
- 行動の変化:食欲、活動量が通常に戻っているか観察
- 水入れの様子:長時間浸かっている行動がなくなったか確認
再発のサインとして、以下が見られたら再度駆除を開始してください。
- 新たなダニを発見した
- 再び水入れに長時間浸かるようになった
- 体をケージにこすりつける行動が見られる
駆除後2週間経過してダニが見られなければ、駆除成功と判断できます。
爬虫類のダニ駆除でやってはいけないNG行動3選

善意で行った対処法が、かえって爬虫類を危険にさらすことがあります。
以下のNG行動は絶対に避けてください。
NG行動1:殺虫剤や犬猫用のダニ駆除剤を使う
市販の殺虫スプレーや犬猫用のフロントラインなどは、爬虫類には毒性が強すぎて命に関わる危険があります。
爬虫類は皮膚からも呼吸をするため、化学薬品の影響を受けやすいのです。
爬虫類用として明記されていない駆除剤は、絶対に使用しないでください。
NG行動2:ダニを無理やり引きちぎる
ダニの体だけをつまんで引っ張ると、口器が皮膚に残り、感染症や化膿の原因になります。
また、ダニの体液が逆流して病原体が注入されるリスクも高まります。
必ず口器の根元からピンセットで垂直に引き抜くか、温浴で自然に離れるのを待ちましょう。
NG行動3:駆除を中途半端にやめる
『数匹取れたから大丈夫』と駆除を途中でやめると、残ったダニが再び繁殖します。
ダニは1匹のメスが数百個の卵を産むため、1匹でも残っていれば数週間で元の状態に戻ります。
駆除は徹底的に、そして経過観察まで完遂することが重要です。
病院に行くべき?判断基準と治療内容・費用目安

自宅での駆除が難しい場合や、症状が重い場合は、動物病院での治療が必要です。
動物病院での治療内容
爬虫類診療に対応している動物病院では、以下のような治療を行います。
- ダニの物理的除去:専門器具を使った確実な除去
- 駆虫薬の投与:イベルメクチンなどの経口または注射による薬剤投与
- 補液療法:脱水や貧血が進んでいる場合の点滴
- 抗生物質の投与:二次感染予防のための抗菌薬
- 栄養補給:衰弱している場合の強制給餌や栄養剤投与
獣医師は爬虫類の種類、体重、健康状態に応じて最適な治療法を選択します。
特にイベルメクチンは効果的な駆虫薬ですが、種類によっては使用できない場合もあるため、専門知識を持つ獣医師の判断が必要です。
治療費の目安
爬虫類の診療は自由診療のため、病院によって費用は異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
- 初診料:2,000〜5,000円
- 診察・検査:3,000〜8,000円
- ダニ駆除処置:5,000〜15,000円
- 駆虫薬投与:3,000〜10,000円
- 補液・注射:3,000〜8,000円
合計で1万円〜4万円程度が一般的な費用レンジです。
重症の場合や入院が必要な場合は、さらに費用がかかります。
受診前に電話で『爬虫類のダニ治療に対応しているか』『おおよその費用』を確認しておくと安心です。
エキゾチックアニマル専門の動物病院や、爬虫類診療を得意とする病院を選ぶことが重要です。
爬虫類のダニを予防する日常管理のポイント

ダニの発生を未然に防ぐことが、最も効果的な対策です。
日常的な管理と予防策を徹底しましょう。
新規個体導入時の検疫ルール
新しい爬虫類を迎える時は、必ず検疫期間を設けることが鉄則です。
【検疫の具体的手順】
- 隔離期間の設定:最低30日間、既存の個体とは完全に別の部屋で管理
- 全身チェック:迎えた直後に、全身をくまなく観察してダニがいないか確認
- 温浴の実施:予防的に温浴を2〜3回行う
- 毎日の観察:食欲、排泄、行動を記録し、異常がないか確認
- 床材の選択:検疫期間中は白い紙やキッチンペーパーを使用(ダニ発見が容易)
30日間何も問題がなければ、既存の個体と同じ部屋に移すことができます。
この検疫期間は、ダニだけでなく他の感染症の発見にも役立つ重要なプロセスです。
ケージ環境の定期メンテナンス
ダニが繁殖しにくい環境を維持するための日常的な管理方法です。
【日常メンテナンスのスケジュール】
- 毎日:
- 糞や食べ残しの除去
- 水入れの水交換と洗浄
- 個体の健康チェック
- 週1回:
- 床材の部分交換または全交換
- 水入れ・餌入れの消毒
- ケージ内の拭き掃除
- 月1回:
- ケージの徹底洗浄
- 流木・シェルターの消毒
- 湿度・温度計の点検と清掃
【ダニ予防のための環境ポイント】
- 適切な湿度管理:種に応じた湿度を保ち、過度な高湿度は避ける
- 通気性の確保:ケージに十分な通気口があることを確認
- 床材の選択:湿気がこもりにくい床材を選ぶ(新聞紙、ペットシーツなど)
- ケージ内をシンプルに:過度な装飾は清掃の妨げになる
専門家は、流木や床材も乾燥させ、定期的に消毒することでダニの繁殖を抑えられると推奨しています(爬虫類の床材や流木に発生するダニの原因と対策)。
予防に役立つおすすめアイテム
日常的な予防に役立つ商品を紹介します。
1. 爬虫類専用防ダニ・消臭剤
ジクラ社の「爬虫類専用 防ダニ・消臭剤」は、天然植物エキスのみで作られており、爬虫類に安全です。
床材やケージ内に定期的にスプレーすることで、ダニの発生を予防できます(爬虫類専用 防ダニ・消臭剤)。
2. 熱湯消毒用の大型容器
流木や水入れを煮沸消毒できる大きめの鍋やバケツがあると便利です。
3. 消毒用エタノール(70%濃度)
ケージや飼育用品の消毒に使用します。
爬虫類に直接かからないよう注意して使用してください。
4. 白い床材(キッチンペーパー、新聞紙)
ダニの早期発見に役立ちます。
特に検疫期間中や、ダニ発生後の経過観察期間に有効です。
5. デジタル温湿度計
正確な温湿度管理はダニ予防の基本です。
最高・最低温度を記録できるタイプが便利です。
爬虫類のダニに関するよくある質問

Q. ダニは肉眼で見える?
A: はい、爬虫類に寄生するダニは肉眼で確認できます。
吸血前は1〜2mm程度、吸血後は3〜5mmほどになるため、注意深く観察すれば発見可能です。
特に白い床材を使用すると、ダニや糞が黒い点として目立ちやすくなります。
虫眼鏡やスマートフォンのカメラの拡大機能を使うと、より確実に確認できます。
Q. 1匹見つけたら他にもいる?
A: はい、1匹見つけたら他にも複数いる可能性が極めて高いです。
目視できるのは成虫だけで、ケージ内には卵や幼虫、若虫が潜んでいます。
ダニは短期間で繁殖するため、1匹発見した時点で駆除を開始し、ケージ全体の徹底清掃が必要です。
『1匹だけだから大丈夫』という油断が、大量発生につながります。
Q. 多頭飼育で1匹に発生したら全員チェックすべき?
A: 絶対にチェックすべきです。
ダニは這って移動するため、近くのケージにいる個体にも感染している可能性が高いです。
1匹でもダニが発見されたら、飼育している全ての爬虫類を詳しく観察し、予防的に温浴を実施することをおすすめします。
また、感染個体のケージ清掃後は、必ず手を洗い、使った道具も消毒してから他の個体の世話をしてください。
交差感染を防ぐため、感染個体の世話は最後に行うのが基本です。
まとめ

爬虫類のダニは、早期発見と適切な対処で確実に駆除できます。
この記事の重要なポイントをまとめます。
- ダニ発見時は緊急度を判断:大量寄生やぐったりしている場合は即座に動物病院へ。少数で元気なら自宅での駆除が可能
- 駆除は5ステップで徹底的に:隔離→温浴→物理的除去→ケージ消毒→経過観察を完遂することが成功の鍵
- 予防が最重要:新規個体の検疫30日間、定期的なケージ清掃、適切な湿度管理でダニの発生を防ぐ
- NG行動を避ける:殺虫剤の使用、ダニを無理やり引きちぎる、中途半端な駆除は絶対にNG
- 1匹見つけたら全体をチェック:ダニは繁殖力が強く、1匹いれば他にも必ずいると考えて対処する
ダニは爬虫類飼育者の多くが経験する問題ですが、正しい知識と対処法があれば必ず克服できます。
日頃から愛する爬虫類の健康状態を観察し、清潔な飼育環境を維持することが、最も効果的な予防策です。
もし不安な場合や重症化している場合は、迷わず爬虫類診療に精通した動物病院に相談してください。


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