爬虫類を飼育している方にとって、冬の温度管理は命に関わる重要な課題です。「どの保温器具を選べばいいの?」「温度が下がりすぎていないか心配…」そんな不安を抱えていませんか?
この記事では、爬虫類の種類別に最適な保温器具の選び方から、効果的な設置方法、電気代を抑えるコツまで、冬を安全に乗り切るためのノウハウを徹底解説します。初心者の方でもすぐに実践できる内容ばかりなので、ぜひ参考にして大切なペットを寒さから守ってあげましょう。
爬虫類は変温動物なので、適切な温度管理ができないと消化不良や免疫力低下を引き起こしてしまいます。でも安心してください!この記事では、初心者の方でも迷わない保温器具の選び方から、効果的な設置方法、電気代の節約テクニックまで、冬を安全に乗り切るための実践的なノウハウをすべてお伝えします。
大切な家族の健康を守るために、今日から始められる冬対策を一緒に学んでいきましょう。
爬虫類は変温動物なので、適切な保温がないと体調を崩してしまうことも。でも大丈夫!この記事では、パネルヒーターや保温球などの保温器具の選び方から、ケージ内での効果的な設置方法、温度管理のコツまで、初心者さんにもわかりやすく解説します。
この冬、大切なペットが快適に過ごせる環境を一緒に作っていきましょう!
【結論】爬虫類の冬対策で押さえるべき3つの基本

爬虫類の冬対策で失敗しないためには、適温維持・温度勾配の確保・自動温度管理の3つを確実に実践することが最重要です。
爬虫類は変温動物のため、自力で体温を作れず環境温度に依存します。
冬季は室温が20℃以下に下がると消化不良や免疫低下を引き起こし、最悪の場合は死亡リスクが高まります。
そのため、パネルヒーターや暖突などの保温器具を組み合わせ、サーモスタットで自動制御する環境を整えることが不可欠です。
以下で各ポイントを詳しく解説します。
適温は25〜30℃をキープする
爬虫類飼育の基本温度は25〜30℃が目安ですが、種類によって最適温度は異なります。
例えばレオパードゲッコー(レオパ)は28〜32℃、フトアゴヒゲトカゲは日中30〜35℃が適温です。
温度が25℃を下回ると消化機能が低下し、餌を食べても消化不良を起こす可能性があります。
逆に35℃を超えると熱中症リスクが高まるため、サーモスタットで26〜32℃の範囲に自動調節することが推奨されます。
温度計は必ずケージ内の複数箇所に設置し、ホットスポットとクールスポットの両方をモニタリングしましょう。
温度勾配(ホットスポットとクールスポット)を作る
爬虫類飼育で最も重要なのは、ケージ全体を同じ温度にしないことです。
暖かい場所(ホットスポット)と涼しい場所(クールスポット)を用意し、爬虫類自身が体温を調節できる環境を作ります。
理想的な温度勾配は、ホットスポット32〜35℃、クールスポット25〜28℃です。
温度勾配を作ることで、爬虫類は体調に応じて最適な場所を選び、自然に近い行動を取ることができます。
具体的には、ケージの一方にパネルヒーターや保温球を配置し、反対側は加熱しないことで温度差を生み出します。
温度勾配がないと、体温調節ができず健康を害する原因となります。
サーモスタットで温度管理を自動化する
保温器具を使う際、サーモスタットは必須アイテムです。
サーモスタットは設定温度に達すると自動で電源をオン・オフし、温度の上がりすぎや下がりすぎを防ぎます。
特にパネルヒーターや保温球は温度調節機能がないため、サーモスタットなしでは過熱や火災のリスクがあります。
サーモスタットを取り付けることで、より繊細な温度管理が可能になり、飼い主が不在でも安全に保温できます。
設定温度は種類に応じて調整し、温度センサーはホットスポット付近に設置するのが基本です。
価格は3,000〜8,000円程度ですが、安全性と管理の手間を考えれば必須の投資です。
爬虫類の冬対策はいつから?保温を始めるタイミング

冬対策の開始時期は、外気温が20℃を下回る時期が目安です。
地域や飼育環境によって異なりますが、一般的には10月中旬〜11月初旬に保温器具の稼働を始めるのが安全です。
急激な温度変化は爬虫類にストレスを与えるため、早めの準備が重要です。
以下で具体的な判断基準と地域差について解説します。
外気温20℃以下が保温開始の目安
保温器具の稼働開始は、外気温(室温)が20℃を下回るタイミングが基本です。
室温20℃以下になると、ケージ内温度も25℃を維持できなくなり、爬虫類の活動性や食欲が低下します。
特に夜間は気温が急激に下がるため、日中は問題なくても夜間に低温になる場合は早めに対策が必要です。
温度計でケージ内の最低温度を毎日チェックし、25℃を下回る日が続いたら保温器具を稼働させましょう。
また、秋の台風や寒波で急激に気温が下がることもあるため、10月初旬には器具の動作確認を済ませておくことをおすすめします。
地域・飼育環境別の開始時期の違い
保温開始時期は地域や飼育環境によって大きく異なります。
北海道・東北地方では9月下旬〜10月初旬、関東・中部地方では10月中旬〜11月初旬、関西以西・九州では11月中旬〜12月初旬が目安です。
また、木造住宅や断熱性の低い部屋では早めの対策が必要で、マンションの中層階以上や暖房が効いた部屋では開始時期が遅くなります。
飼育部屋の環境を把握し、温度計で実測した数値を基準に判断することが最も確実です。
過去の気温データや天気予報も参考にしながら、余裕を持って準備しましょう。
なぜ冬対策が必要?爬虫類が寒さに弱い理由

爬虫類は変温動物であり、自力で体温を作り出すことができません。
そのため環境温度が下がると体温も下がり、生命活動全般に深刻な影響を及ぼします。
哺乳類や鳥類のように体内で熱を生み出す恒温動物とは根本的に異なるため、冬季の保温管理は生死に直結する重要な課題です。
以下で変温動物の仕組みと低温リスクについて詳しく解説します。
変温動物は自分で体温を作れない
爬虫類は外部環境の温度に依存して体温を調節する変温動物です。
野生下では日光浴(バスキング)で体を温め、日陰に移動して冷やすことで体温を維持しています。
しかし、室内飼育では自然光や温度差がないため、飼い主が人工的に温度環境を整える必要があります。
体温が適温範囲を外れると、消化酵素の働きが鈍り、免疫機能が低下し、最終的には生命維持が困難になります。
そのため、ケージ内に適切な温度勾配を作り、爬虫類自身が体温調節できる環境を提供することが不可欠です。
低温が引き起こす3つのリスク(消化不良・免疫低下・死亡)
低温環境は爬虫類に以下の3つの深刻なリスクをもたらします。
1. 消化不良:温度が25℃以下になると消化酵素の働きが著しく低下し、餌を食べても消化できずに胃腸内で腐敗します。これにより嘔吐や下痢、最悪の場合は腸閉塞を引き起こします。
2. 免疫低下:低温状態が続くと免疫系が機能せず、細菌・真菌・寄生虫による感染症にかかりやすくなります。特に呼吸器感染症は命に関わるため、早期発見と保温が重要です。
3. 死亡:長期間の低温曝露は代謝機能の停止を招き、最終的には死亡に至ります。特に幼体や高齢個体は耐性が低く、数日間の低温でも致命的です。
これらのリスクを回避するため、冬季は必ず適切な保温対策を実施しましょう。
【一覧表】種類別の適温と耐寒性の目安
爬虫類の種類ごとに最適温度と耐寒性が異なります。以下は代表的な種類の温度目安です。
| 種類 | 適温(日中) | 夜間温度 | 耐寒性 |
|---|---|---|---|
| レオパードゲッコー | 28〜32℃ | 24〜26℃ | 低 |
| フトアゴヒゲトカゲ | 30〜35℃ | 22〜26℃ | 中 |
| コーンスネーク | 26〜30℃ | 22〜24℃ | 中 |
| ボールパイソン | 28〜32℃ | 24〜27℃ | 低 |
| カナヘビ | 25〜30℃ | 18〜22℃ | 高 |
| グリーンイグアナ | 28〜35℃ | 24〜27℃ | 低 |
耐寒性が『低』の種類は特に厳密な温度管理が必要で、『高』の種類でも長期間の低温は避けるべきです。
自分の飼育している種類の適温を確認し、それに合わせた保温器具を選びましょう。
爬虫類の冬対策に使う保温器具の種類と特徴

爬虫類の冬対策には、パネルヒーター・暖突・保温球・セラミックヒーター・サーモスタットなどの保温器具を組み合わせて使用します。
それぞれ加熱方式や適した用途が異なるため、飼育種や環境に応じて最適な組み合わせを選ぶことが重要です。
以下で各器具の特徴と使い分けを詳しく解説します。
パネルヒーター|床面からじんわり温める
パネルヒーターは、ケージの床面に敷いて使用する薄型のヒーターです。
床材の下に設置し、じんわりと底面から温めることで爬虫類の腹部を直接加熱できます。
特に地表性の種類(レオパ、カナヘビなど)や、消化促進のために腹部を温める必要がある種類に適しています。
ケージの1/3に敷くのが理想で、設定温度は30℃前後が目安です。
価格は2,000〜5,000円程度で、サーモスタットと併用することで過熱を防げます。
ただし、空間全体は温まらないため、他の器具と併用するのが基本です。
暖突|上部から空間全体を温める
暖突(だんとつ)は、ケージ上部に取り付ける遠赤外線パネルヒーターです。
上から空間全体を均一に温めるため、ケージ内の気温を底上げするのに適しています。
光を発しないため夜間も使用でき、樹上性の種類(カメレオン、ツリーモニターなど)や、広いケージの保温に有効です。
暖突は火傷リスクが低く、安全性が高いのもメリットです。
価格は4,000〜8,000円程度で、サイズはケージ幅に合わせて選びます。
ただし、局所的な高温スポットは作れないため、バスキングライトやパネルヒーターと併用するのが一般的です。
保温球・セラミックヒーター|高出力で広範囲をカバー
保温球・セラミックヒーターは、電球型の高出力ヒーターで、局所的に高温を作り出すのに適しています。
バスキングスポット(日光浴エリア)を作る際に使用し、フトアゴヒゲトカゲやイグアナなど高温を好む種類に必須です。
保温球は光を発するタイプと発しないタイプがあり、セラミックヒーターは赤外線のみを放射するため夜間でも使えます。
ワット数は50W〜150Wまであり、ケージサイズと必要温度に応じて選びます。
価格は1,500〜4,000円程度ですが、表面温度が非常に高くなるため、必ず保護カバーを使用し、生体が直接触れないよう注意が必要です。
また、長時間使用で劣化するため、定期的な交換が必要です。
サーモスタット|温度管理の必須アイテム
サーモスタットは、保温器具の温度を自動制御する装置で、冬対策において最も重要なアイテムです。
温度センサーがケージ内温度を測定し、設定温度を超えると電源をオフ、下回るとオンにすることで過熱や低温を防ぎます。
パネルヒーターや保温球には温度調節機能がないため、サーモスタットなしでは火災や火傷のリスクがあります。
サーモスタットを取り付けることで、より繊細な温度管理が可能になります。
価格は3,000〜8,000円程度で、デジタル表示タイプが精度が高くおすすめです。
複数の器具を使う場合は、それぞれにサーモスタットを接続するか、複数コンセント対応モデルを選びましょう。
【比較表】器具別のメリット・デメリット
保温器具の特徴を一覧で比較します。
| 器具名 | 加熱方式 | メリット | デメリット | 価格目安 |
|---|---|---|---|---|
| パネルヒーター | 床面加熱 | 腹部を直接温められる、消費電力が低い | 空間全体は温まらない | 2,000〜5,000円 |
| 暖突 | 上部遠赤外線 | 空間全体を均一に温める、夜間使用可 | 局所的高温は作れない | 4,000〜8,000円 |
| 保温球 | 電球型高出力 | 高温スポット作成、広範囲カバー | 火傷リスク、光が出る | 1,500〜4,000円 |
| セラミックヒーター | 赤外線放射 | 夜間使用可、高出力 | 表面高温、定期交換必要 | 2,000〜5,000円 |
| サーモスタット | 温度制御装置 | 自動管理、安全性向上 | 初期コストがかかる | 3,000〜8,000円 |
飼育種の習性(地表性・樹上性)や必要温度に応じて、複数の器具を組み合わせるのが最も効果的です。
【実践】保温器具の正しい設置方法

保温器具を正しく設置することで、安全かつ効果的に温度管理ができます。
ここでは、初心者でも失敗しない5ステップの設置手順を具体的に解説します。
温度勾配の設計からサーモスタット接続、最終確認まで順を追って実践しましょう。
Step1|温度勾配を意識した配置を設計する
まず、ケージ内にホットスポット(32〜35℃)とクールスポット(25〜28℃)を作る配置を設計します。
ケージの左側または右側に保温器具を集中配置し、反対側は加熱しないことで温度差を作ります。
例えば、60cmケージの場合、左側20cmをホットスポット、中央20cmを中間エリア、右側20cmをクールスポットに分けるイメージです。
シェルター(隠れ家)は温度帯ごとに複数設置し、爬虫類がどこでも安心して休める環境を作りましょう。
設計図を紙に書いてイメージすると、設置時の失敗を防げます。
Step2|パネルヒーターの設置手順
パネルヒーターはケージ底面の外側(床とケージの間)に設置するのが基本です。
ガラスやプラスチックケージの場合、底面外側に貼り付けることで床材越しに加熱できます。
ケージの1/3程度をカバーするサイズを選び、ホットスポット側に配置します。
設置後、床材を敷き、温度計をパネル直上に置いて実際の温度を測定します。
目標は床面温度30〜32℃ですが、種類によって調整が必要です。
パネルヒーターの電源コードは、生体が触れないようケージ外に引き出し、結束バンドで固定します。
Step3|暖突・保温球の取り付け方
暖突はケージ天井の内側にネジまたは固定金具で取り付けます。
天井メッシュや専用取り付け穴がある場合はそれを利用し、ない場合はステンレスワイヤーで吊り下げます。
設置位置はケージ中央〜ホットスポット側が基本で、生体が直接触れない高さ(15cm以上)を確保します。
保温球・セラミックヒーターは、専用ソケット(ドーム型ランプシェード)に取り付け、ケージ上部から吊り下げるか、クリップで固定します。
バスキングスポット直上に配置し、距離を調整して表面温度が32〜35℃になるようにします。
必ず保護カバーを使用し、火傷や火災を防ぎましょう。
Step4|サーモスタットの接続と温度設定
サーモスタットは、保温器具とコンセントの間に接続します。
具体的には、サーモスタット本体をコンセントに差し込み、保温器具のプラグをサーモスタットの出力コンセントに接続します。
温度センサーはホットスポット付近の床面または空間中央に設置し、生体が動かさない場所に固定します。
設定温度は26〜32℃の範囲に設定し、初期は28℃からスタートして様子を見ます。
デジタルサーモスタットの場合、温度表示と設定値を確認し、動作ランプが点灯するか確認しましょう。
複数器具を使う場合は、それぞれサーモスタットを接続するか、電源タップで分岐させます。
Step5|設置後の動作確認チェックリスト
設置完了後、以下のチェックリストで動作確認を行います。
- 温度計でホットスポットが32〜35℃、クールスポットが25〜28℃になっているか
- サーモスタットの温度表示と実測値が一致しているか
- 保温器具の電源ランプが点灯し、正常に稼働しているか
- コード類が生体の動線にかかっていないか
- 保温球やセラミックヒーターの周囲30cm以内に可燃物がないか
- パネルヒーターが過熱していないか(手で触れる程度の温度か)
- ケージ内の温度勾配が適切に形成されているか
24時間稼働させて温度変化を観察し、問題がなければ生体を戻します。
初日は頻繁に温度をチェックし、必要に応じてサーモスタット設定を微調整しましょう。
爬虫類の冬対策で必須!火災・事故を防ぐ5つの安全対策

保温器具は高温を扱うため、火災や事故のリスクを常に意識する必要があります。
毎年、保温器具の誤使用による火災や火傷事故が報告されており、飼い主の責任として安全対策を徹底することが不可欠です。
以下の5つの対策を必ず実施し、安全な冬季飼育を実現しましょう。
サーモスタットは必ず併用する
サーモスタットの併用は絶対条件です。
パネルヒーターや保温球は温度制御機能がないため、サーモスタットなしでは過熱し続け、火災や生体の火傷を引き起こします。
特に長時間外出する場合や夜間は、自動制御がないと危険です。
サーモスタットは初期投資が必要ですが、安全性を考えれば必須コストです。
また、サーモスタット自体の故障も考慮し、定期的に動作確認を行いましょう。
電源タップの容量と配線を確認する
保温器具は消費電力が大きいため、電源タップの容量(W数)を必ず確認します。
一般的な電源タップは合計1500Wまでですが、複数の保温器具を接続すると容量オーバーになり、発火リスクがあります。
例えば、暖突40W、保温球100W、パネルヒーター30Wを同時使用すると合計170Wとなり、余裕を持った配線が必要です。
また、延長コードを複数繋ぐタコ足配線は避け、壁コンセントから直接接続するか、爬虫類専用の電源タップを使用しましょう。
コードが熱を持っていないか定期的に触って確認することも重要です。
可燃物との距離を30cm以上確保する
保温球やセラミックヒーターは表面温度が非常に高くなるため、周囲30cm以内に可燃物を置かないことが鉄則です。
特に木製家具、カーテン、紙類、布類は引火しやすく、数分で火災に発展する危険があります。
ケージ上部に保温球を設置する場合、天井や壁との距離も考慮し、熱がこもらないよう換気を確保します。
また、床材が乾燥している場合も引火リスクがあるため、過度に乾燥させない管理が必要です。
万が一の火災に備え、消火器や火災報知器を設置することも推奨されます。
コード類は生体が触れない処理をする
爬虫類がコードを噛んだり、引っ張ったりすると感電や漏電のリスクがあります。
コード類はケージ外に完全に引き出し、結束バンドやコードカバーで固定します。
特にヘビやトカゲは好奇心が強く、コードを攻撃対象と認識することがあるため、ケージ内に一切コードが見えないようにしましょう。
また、コードが床を這っていると掃除の際に引っかけて断線する可能性もあるため、壁に沿わせるなど工夫が必要です。
ペット用のコードプロテクターも市販されているので、活用すると安全性が高まります。
月1回の定期点検を習慣化する
保温器具は長期間使用すると劣化し、故障や発火の原因になります。
月1回の定期点検を習慣化し、以下の項目を確認しましょう。
- コードに断線や傷がないか
- プラグに焦げや変色がないか
- 保温球やセラミックヒーターが正常に発熱しているか
- サーモスタットの温度表示と実測値が一致しているか
- パネルヒーターが均一に発熱しているか
- 電源タップが熱を持っていないか
異常が見つかった場合は直ちに使用を中止し、新しい器具に交換します。
特に保温球は寿命が短く、半年〜1年で交換が必要です。
安全な飼育のため、点検記録をノートに残しておくと管理しやすくなります。
予算別|爬虫類の冬対策セットの組み方

冬対策にかけられる予算は人それぞれですが、最低限の安全性と効果を確保した組み合わせを選ぶことが重要です。
ここでは、5,000円・10,000円・20,000円の3つの予算別に、おすすめの保温器具セットを紹介します。
初心者は10,000円コースから始めるのが安心です。
5,000円コース|最低限の保温セット
予算5,000円では、最低限の保温環境を整えることができます。
- パネルヒーター(小型):2,500円
- 温度計×2個(デジタル):1,000円
- 簡易サーモスタット:1,500円
このセットは、小型ケージ(30〜45cm)で地表性の種類(レオパ、カナヘビなど)に適しています。
パネルヒーターのみで空間全体は温まらないため、室温が18℃以上ある環境での補助的使用が前提です。
サーモスタットは簡易型ですが、過熱防止には十分機能します。
ただし、厳冬期や寒冷地では不十分なため、追加器具の購入を検討しましょう。
10,000円コース|安心の基本セット
予算10,000円では、安全性と効果を両立した基本セットが組めます。
- パネルヒーター(中型):3,000円
- 暖突(Sサイズ):5,000円
- デジタルサーモスタット:4,000円
- 温度計×2個:1,000円
合計13,000円程度ですが、セール時や中古品を活用すれば10,000円以内に収まります。
このセットは、60cmケージまで対応でき、地表性・樹上性どちらにも使えます。
パネルヒーターで床面を、暖突で空間全体を温めることで理想的な温度勾配が作れます。
初心者には最もおすすめのバランス型セットです。
20,000円コース|万全の快適セット
予算20,000円では、大型ケージや高温を好む種類に対応できる万全セットが組めます。
- パネルヒーター(大型):4,000円
- 暖突(Mサイズ):7,000円
- セラミックヒーター100W+ランプシェード:4,000円
- 高性能デジタルサーモスタット×2台:8,000円
- 温度計×3個+湿度計:2,000円
このセットは、90cm以上の大型ケージやフトアゴヒゲトカゲ、イグアナなど高温を必要とする種類に最適です。
複数の保温器具を組み合わせることで、厳冬期でも安定した温度管理が可能になります。
また、サーモスタット2台で別々に制御できるため、日中と夜間で温度設定を変えるなど高度な管理ができます。
電気代の目安と節約のコツ
保温器具の電気代は、使用する器具と稼働時間によって異なります。
月間電気代の目安は以下の通りです(1kWh=30円で計算)。
- パネルヒーター30W:24時間稼働で月約650円
- 暖突40W:24時間稼働で月約870円
- セラミックヒーター100W:12時間稼働で月約1,080円
複数器具を併用すると月2,000〜3,000円程度かかりますが、以下の節約方法で削減できます。
- ケージを断熱材で覆い、熱の逃げを防ぐ
- 夜間は温度を2〜3℃下げる設定にする
- 室温を暖房で18℃以上に保ち、保温器具の負担を減らす
- ケージを高い位置に置き、床冷えを防ぐ
電気代は爬虫類の健康を守るための必要経費ですが、工夫次第で無駄を減らせます。
爬虫類の冬対策でよくあるトラブルと対処法Q&A

冬季の温度管理では、初心者が陥りやすいトラブルがいくつかあります。
ここでは、よくある3つの質問とその対処法を具体的に解説します。
事前に知っておくことで、トラブル発生時も冷静に対応できます。
Q. 温度が上がりすぎる・上がらない場合は?
Q. 温度が上がりすぎる・上がらない場合は?
**A:** 温度が上がりすぎる場合、サーモスタットの設定温度が高すぎるか、温度センサーの位置が不適切な可能性があります。設定温度を2〜3℃下げ、センサーをホットスポット直上に移動させましょう。また、保温器具のワット数が高すぎる場合は、低出力のものに交換するか、ケージから距離を取ります。
温度が上がらない場合は、以下を確認してください。
- 保温器具の電源が入っているか
- サーモスタットが正常に動作しているか
- ケージが断熱されているか(熱が逃げていないか)
- 室温が極端に低くないか(15℃以下の場合は追加器具が必要)
また、保温器具の寿命や故障も考えられるため、別の器具で代替テストを行うと原因特定できます。
Q. 夜間に温度が下がりすぎる場合は?
Q. 夜間に温度が下がりすぎる場合は?
**A:** 夜間は外気温が急激に下がるため、日中は問題なくても夜間に低温になることがあります。対策として、光を発しない保温器具(暖突、セラミックヒーター)を追加し、24時間稼働させます。
また、ケージ上部の一部を断熱材で覆うことで熱の逃げを防ぎ、保温効率を高められます。
夜間の目標温度は日中より2〜3℃低めでも問題ありませんが、最低でも22℃以上を維持しましょう。
温度計の最低温度記録機能を使えば、夜間の最低温度を把握できます。
Q. 冬眠させるべき?させないべき?
Q. 冬眠させるべき?させないべき?
**A:** 爬虫類の冬眠(ブルメーション)は、繁殖目的以外では推奨されません。冬眠中は免疫機能が低下し、感染症や寄生虫のリスクが高まります。特に幼体や病気の個体、飼育歴の浅い個体は冬眠させるべきではありません。
もし繁殖のために冬眠させる場合は、事前に健康診断を受け、獣医師の指導のもとで適切な温度管理(10〜15℃)を行います。
初心者は冬眠させず、通年飼育を基本としましょう。
まとめ|今日から始める爬虫類の冬対策チェックリスト

爬虫類の冬対策は、適温維持・温度勾配確保・自動温度管理の3つが基本です。
保温器具を正しく選び、安全に設置することで、冬季でも健康的な飼育環境を維持できます。
以下のチェックリストを活用し、今日から冬対策を始めましょう。
冬対策チェックリスト
- □ 外気温20℃以下になる前に保温器具を準備した
- □ 飼育種の適温(25〜30℃)を確認した
- □ ホットスポット(32〜35℃)とクールスポット(25〜28℃)を作った
- □ パネルヒーター・暖突・保温球を適切に配置した
- □ サーモスタットを全保温器具に接続した
- □ 温度計を複数箇所に設置し、実測値を確認した
- □ コード類を生体が触れない位置に固定した
- □ 可燃物との距離を30cm以上確保した
- □ 電源タップの容量を確認し、タコ足配線を避けた
- □ 月1回の定期点検スケジュールを決めた
- □ 夜間の最低温度を記録し、22℃以上を維持している
- □ 断熱対策(ケージカバー、断熱材)を実施した
冬対策は一度設置すれば終わりではなく、定期的な点検と温度調整が必要です。
大切な爬虫類の健康を守るため、安全で快適な冬季飼育を実践しましょう。



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