爬虫類をペットとして迎えたいけれど、「お世話が難しそう」「何を選べばいいか分からない」と悩んでいませんか?実は爬虫類の中には、初心者でも飼いやすく、お世話の手間も少ない種類がたくさんいるんです。この記事では、飼育のしやすさ・初期費用・ランニングコストの観点から、初めての方におすすめの爬虫類7種を厳選してご紹介。それぞれの特徴や性格、飼育のポイントまで徹底解説します。さらに、失敗しない爬虫類の選び方もお伝えしますので、あなたにぴったりのパートナーがきっと見つかりますよ。
【結論】初心者におすすめの爬虫類TOP3|迷ったらこの中から選べばOK

爬虫類飼育を始めたいけれど、何を選べばいいか迷っていませんか?
この記事では、初心者が失敗しない爬虫類選びのために、飼いやすさ・コスト・入手性を総合的に評価したTOP3をご紹介します。
迷った場合は、このTOP3から選べば間違いありません。
1位:ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)──飼いやすさNo.1の王道
ヒョウモントカゲモドキ(通称レオパ)は、初心者向け爬虫類の絶対的王者です。
温和な性格で人馴れしやすく、ハンドリング(手に乗せる)も容易にできます。
体長は成体で20〜25cm程度と小型で、45cm程度のケージがあれば飼育可能です。

飼いやすさのポイントは以下の通りです。
- 夜行性のため、日中の世話が少ない
- 餌は週2〜3回のコオロギやデュビアで十分
- 温度管理は28〜32℃のホットスポットを用意するだけでOK
- 寿命は10〜15年と長く、長期的なパートナーになる
初期費用は生体価格5,000〜15,000円、飼育設備一式で約30,000〜40,000円程度です。
2位:フトアゴヒゲトカゲ──人懐っこさを求めるならコレ
フトアゴヒゲトカゲは、爬虫類の中でも特に人懐っこく、表情豊かな種類です。
飼い主を認識して近寄ってきたり、腕に乗せて散歩させることもできます。
成体サイズは40〜50cmと中型で、90cm以上のケージが必要になります。
フトアゴの魅力は以下の通りです。
- 温和で攻撃性がほとんどない
- 雑食性で野菜も食べるため、餌のバリエーションが豊富
- 昼行性なので、日中の活動を観察できる
- 紫外線ライトとバスキングライトが必要だが、管理は容易
初期費用は生体価格10,000〜30,000円、飼育設備一式で約50,000〜70,000円程度です。
レオパよりやや設備投資が必要ですが、触れ合いを重視するなら最適な選択肢です。
3位:コーンスネーク──ヘビ入門の定番種
コーンスネークは、ヘビ飼育を始めるなら最も適した種類です。
温和で噛みつくことはほとんどなく、世話の頻度が非常に少ないのが特徴です。
成体サイズは120〜150cmになりますが、とぐろを巻くため60〜90cmのケージで飼育可能です。
コーンスネークの飼いやすさは以下の通りです。
- 餌は週1回の冷凍マウスのみでOK
- 温度管理は25〜30℃程度で、湿度も40〜60%と管理しやすい
- 脱皮前以外はハンドリングも可能
- 寿命は15〜20年と非常に長い
初期費用は生体価格8,000〜20,000円、飼育設備一式で約25,000〜35,000円程度です。
世話の頻度が少ないため、忙しい方にも向いています。
初心者向け爬虫類おすすめ7種を徹底解説

TOP3以外にも、初心者が飼育しやすい爬虫類は複数存在します。
ここでは、各種の特徴・飼育難易度・コストを詳しく解説します。
あなたのライフスタイルや好みに合った種類を見つけてください。
①ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)──迷ったらコレの理由
ヒョウモントカゲモドキは、初心者向け爬虫類の代名詞とも言える存在です。
その理由は、飼育難易度の低さ・入手のしやすさ・情報の豊富さにあります。

具体的な飼育ポイントは以下の通りです。
- 温度管理:ホットスポット28〜32℃、クールスポット25℃前後を維持
- 餌:週2〜3回のコオロギ、デュビア、ミルワーム。サプリメント(カルシウム剤)も併用
- ケージ:45×30×30cm程度の小型ケージでOK
- 床材:ペットシーツ、キッチンペーパー、爬虫類用サンドなど選択肢が豊富
夜行性のため、日中は隠れ家でじっとしており、夜になると活発に動き出します。
鳴き声もなく、臭いも少ないため、賃貸住宅でも飼育しやすいのが大きな利点です。
また、モルフ(色彩変異)の種類が非常に豊富で、ハイイエローやタンジェリン、ブリザードなど多彩な個体から選べます。
②フトアゴヒゲトカゲ──表情豊かで触れ合いを楽しめる
フトアゴヒゲトカゲは、爬虫類らしからぬ人懐っこさが最大の魅力です。
飼い主の顔を覚え、ケージの前に立つと近寄ってくることもあります。
飼育環境のポイントは以下の通りです。
- 温度管理:バスキングスポット38〜42℃、クールスポット26〜28℃
- 照明:紫外線ライト(UVB)とバスキングライトが必須
- 餌:幼体は主に昆虫、成体は野菜(小松菜、カボチャなど)と昆虫を半々
- ケージ:成体には90×45×45cm以上の広さが必要
昼行性のため、日中の活動を観察できるのも楽しみの一つです。
威嚇時には喉の下のヒゲ(実際はトゲ状の鱗)を黒く膨らませる姿が特徴的で、この行動が名前の由来にもなっています。
ただし、紫外線ライトは定期的な交換(6〜12ヶ月ごと)が必要で、ランニングコストがやや高めです。
③コーンスネーク──世話の手間が最小限のヘビ
コーンスネークは、世話の頻度が圧倒的に少ない爬虫類です。
餌は週1回の冷凍マウスのみで、忙しい方や旅行が多い方にも適しています。
飼育管理のポイントは以下の通りです。
- 温度管理:ホットスポット28〜30℃、クールスポット22〜25℃
- 餌:週1回の冷凍マウス(解凍してから与える)
- ケージ:60〜90cm程度の横長ケージ、脱走防止の蓋は必須
- 床材:ペットシーツ、新聞紙、爬虫類用ウッドチップなど
臆病な性格で、多くの時間を隠れ家で過ごしますが、慣れればハンドリングも可能です。
脱皮前(目が白濁する時期)は触らないようにしましょう。
カラーバリエーションも豊富で、ノーマル、アメラニスティック、ブリザードなど多彩なモルフが流通しています。
冷凍マウスの入手は、爬虫類専門店やオンラインショップで可能です。
④クレステッドゲッコー──虫なし飼育OKの人気ヤモリ
クレステッドゲッコーは、虫が苦手な方でも飼育できる数少ない爬虫類です。
専用の人工フード(粉末タイプを水で溶いて与える)で飼育できるため、生き餌の管理が不要です。
飼育環境のポイントは以下の通りです。
- 温度管理:22〜28℃と比較的低温でOK、夏場のエアコン管理が重要
- 湿度管理:60〜80%と高湿度を好むため、毎日の霧吹きが必要
- 餌:専用人工フード(レパシーなど)を週2〜3回
- ケージ:樹上性のため、縦長ケージ(高さ45cm以上)が適している
夜行性で、壁や天井を自在に歩き回る姿が観察できます。
頭部の冠状の突起(クレスト)が名前の由来で、愛嬌のある顔立ちが人気です。
ただし、尻尾は自切後に再生しないため、ハンドリング時は慎重に扱う必要があります。
⑤ボールパイソン──おとなしく長寿命のヘビ
ボールパイソンは、大型ヘビの入門種として人気があります。
成体は120〜150cm程度と中型で、非常におとなしい性格です。
防御姿勢をとるとボール状に丸まることから、この名前がつきました。
飼育環境のポイントは以下の通りです。
- 温度管理:ホットスポット30〜32℃、クールスポット26〜28℃
- 湿度管理:50〜60%、脱皮前は70%程度に上げる
- 餌:週1回の冷凍ラット(成体の場合)
- ケージ:90×45×45cm以上の広さが理想
コーンスネークと比べると、拒食しやすい個体がいるのが注意点です。
特に冬場の低温期や脱皮前に餌を食べなくなることがあります。
ただし、適切な環境を維持すれば、寿命は20〜30年と非常に長く、長期的なパートナーになります。
モルフも豊富で、ノーマル、パステル、アルビノなど様々なカラーバリエーションがあります。
参考:ペットとしておすすめの爬虫類とは?人気の種類ランキング
⑥ニシアフリカトカゲモドキ──レオパに似た穴場種
ニシアフリカトカゲモドキは、レオパに似た飼育難易度でありながら、やや穴場的な存在です。
レオパと同様に夜行性で、飼育方法もほぼ同じです。
飼育環境のポイントは以下の通りです。
- 温度管理:ホットスポット28〜32℃、クールスポット24〜26℃
- 餌:週2〜3回のコオロギ、デュビア、ミルワーム
- ケージ:45×30×30cm程度の小型ケージでOK
- 床材:ペットシーツ、キッチンペーパーが推奨
レオパとの違いは、やや神経質な個体が多い点です。
お迎え直後はストレスを与えないよう、ハンドリングは控えめにしましょう。
慣れてくればハンドリングも可能になります。
レオパほど流通量は多くありませんが、生体価格は5,000〜10,000円とリーズナブルです。
⑦ロシアリクガメ──丈夫で草食のカメ入門種
ロシアリクガメは、リクガメの中でも特に飼育しやすい種類です。
成体サイズは20〜25cmと小型で、草食性のため虫の管理が不要です。
飼育環境のポイントは以下の通りです。
- 温度管理:バスキングスポット35〜38℃、クールスポット25〜28℃
- 照明:紫外線ライト(UVB)とバスキングライトが必須
- 餌:小松菜、チンゲン菜、タンポポなどの葉野菜を毎日
- ケージ:90×45cm以上の広さが理想
昼行性で、日中に活発に動き回ります。
寒さに比較的強いため、冬場の温度管理がやや楽です。
ただし、湿度管理(40〜60%)と紫外線照射は必須です。
餌代は月1,000〜2,000円程度で、ランニングコストは低めです。
寿命は40〜50年と非常に長いため、生涯にわたる飼育計画が必要です。
参考:ペットにおすすめの爬虫類?初心者向け家づくりのコツもご紹介
【比較表】初心者におすすめの爬虫類7種|飼育難易度・費用一覧

初心者向け爬虫類7種を一目で比較できる表を作成しました。
飼育難易度・初期費用・ランニングコスト・寿命などを比較して、自分に合った種類を選びましょう。
| 種類 | 飼育難易度 | 成体サイズ | 生体価格 | 初期設備費 | 月間餌代 | 寿命 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ヒョウモントカゲモドキ | ★☆☆☆☆ | 20〜25cm | 5,000〜15,000円 | 30,000〜40,000円 | 1,000〜2,000円 | 10〜15年 |
| フトアゴヒゲトカゲ | ★★☆☆☆ | 40〜50cm | 10,000〜30,000円 | 50,000〜70,000円 | 2,000〜3,000円 | 10〜15年 |
| コーンスネーク | ★☆☆☆☆ | 120〜150cm | 8,000〜20,000円 | 25,000〜35,000円 | 500〜1,000円 | 15〜20年 |
| クレステッドゲッコー | ★★☆☆☆ | 15〜20cm | 8,000〜20,000円 | 30,000〜40,000円 | 1,000〜1,500円 | 10〜15年 |
| ボールパイソン | ★★★☆☆ | 120〜150cm | 15,000〜50,000円 | 40,000〜60,000円 | 1,000〜2,000円 | 20〜30年 |
| ニシアフリカトカゲモドキ | ★☆☆☆☆ | 18〜22cm | 5,000〜10,000円 | 30,000〜40,000円 | 1,000〜2,000円 | 10〜15年 |
| ロシアリクガメ | ★★☆☆☆ | 20〜25cm | 15,000〜30,000円 | 50,000〜70,000円 | 1,000〜2,000円 | 40〜50年 |
比較のポイント
- 飼育難易度:★が少ないほど初心者向け
- 初期設備費:ケージ・保温器具・照明器具などの合計
- 月間餌代:餌の種類と頻度による平均的な費用
- 寿命:適切な飼育環境での平均的な寿命
この表を参考に、予算やライフスタイルに合った種類を選びましょう。
初心者が爬虫類を選ぶときの5つの基準

爬虫類選びで失敗しないためには、明確な判断基準を持つことが重要です。
ここでは、初心者が爬虫類を選ぶときに確認すべき5つの基準を解説します。
基準①|体のサイズと必要なケージの大きさ
爬虫類を選ぶ際、成体サイズとケージの設置スペースは必ず確認しましょう。
幼体は小さくても、成長すると予想以上に大きくなる種類もあります。
サイズ別の目安は以下の通りです。
- 小型(15〜25cm):ヒョウモントカゲモドキ、ニシアフリカトカゲモドキ、クレステッドゲッコー → 45×30×30cm程度のケージでOK
- 中型(40〜50cm):フトアゴヒゲトカゲ、ロシアリクガメ → 90×45×45cm以上のケージが必要
- 大型(120cm以上):コーンスネーク、ボールパイソン → とぐろを巻くため60〜90cm程度のケージで飼育可能
ワンルームや一人暮らしの場合、小型種の方が管理しやすいです。
また、ケージは部屋の温度変化が少ない場所(直射日光が当たらない、エアコンの風が直撃しない場所)に設置しましょう。
基準②|餌の種類と入手しやすさ(虫嫌いでもOKな種類)
爬虫類の餌は、生き餌(昆虫)・冷凍マウス・人工フード・野菜の4種類に大別されます。
虫が苦手な方は、餌の選択肢が重要な判断基準になります。
餌の種類別の対応種は以下の通りです。
- 生き餌(コオロギ、デュビアなど):ヒョウモントカゲモドキ、フトアゴヒゲトカゲ、ニシアフリカトカゲモドキ
- 冷凍マウス・ラット:コーンスネーク、ボールパイソン
- 人工フード:クレステッドゲッコー(レパシー、パンゲアなどの粉末フード)
- 野菜:フトアゴヒゲトカゲ(成体)、ロシアリクガメ
虫が絶対に無理な方は、クレステッドゲッコーが唯一の選択肢です。
冷凍マウスは見た目に抵抗があるかもしれませんが、生き餌の管理よりは簡単です。
餌の入手方法は、爬虫類専門店・ペットショップ・オンラインショップがあります。
参考:ペットに人気の爬虫類6選!飼いやすい種類や飼育方法を解説
基準③|温度・湿度管理の難易度
爬虫類は変温動物のため、適切な温度・湿度管理が必須です。
管理の難易度は種類によって大きく異なります。
管理難易度別の分類は以下の通りです。
- 管理が容易:ヒョウモントカゲモドキ、コーンスネーク、ニシアフリカトカゲモドキ → 保温器具のみでOK、湿度管理も緩い
- やや手間がかかる:クレステッドゲッコー → 毎日の霧吹きが必要(湿度60〜80%)
- 管理が必要:フトアゴヒゲトカゲ、ロシアリクガメ → 紫外線ライト・バスキングライト・温度勾配の管理が必要
必要な器具は以下の通りです。
- 保温器具:パネルヒーター、保温球、暖突など
- 照明器具:紫外線ライト(UVB)、バスキングライト
- 温湿度計:デジタル温湿度計(必須)
- サーモスタット:温度を自動管理する装置(推奨)
温度管理に自信がない方は、レオパやコーンスネークから始めるのがおすすめです。
基準④|寿命と長期飼育の覚悟
爬虫類は寿命が非常に長い生き物です。
お迎え前に、長期的な飼育計画と覚悟が必要です。
寿命の目安は以下の通りです。
- 10〜15年:ヒョウモントカゲモドキ、フトアゴヒゲトカゲ、クレステッドゲッコー、ニシアフリカトカゲモドキ
- 15〜20年:コーンスネーク
- 20〜30年:ボールパイソン
- 40〜50年:ロシアリクガメ
特にリクガメは世代を超えて飼育する覚悟が必要です。
引っ越し・結婚・出産などのライフイベントでも飼育を続けられるか、事前に考えておきましょう。
また、長期旅行時のペットシッターや預け先の確保も検討が必要です。
基準⑤|価格帯(生体+初期設備の目安)
爬虫類の飼育には、生体価格+初期設備費が必要です。
予算に応じて、現実的な選択をしましょう。
初期費用の目安は以下の通りです。
- 3〜5万円:ヒョウモントカゲモドキ、コーンスネーク、ニシアフリカトカゲモドキ
- 5〜7万円:クレステッドゲッコー、ボールパイソン
- 6〜10万円:フトアゴヒゲトカゲ、ロシアリクガメ(紫外線ライト必須のため高額)
さらに、ランニングコストも考慮しましょう。
- 餌代:月500〜3,000円
- 電気代:月1,000〜3,000円(保温器具・照明の使用状況による)
- 消耗品:床材、紫外線ライトの交換など
- 医療費:健康診断や病気時の治療費(1回5,000〜20,000円)
予算に余裕を持って、無理のない飼育計画を立てましょう。
ライフスタイル別|あなたにおすすめの爬虫類はコレ

あなたのライフスタイルに合った爬虫類を選ぶことで、飼育の負担を減らし、長く楽しむことができます。
ここでは、生活スタイル別におすすめの種類を紹介します。
一人暮らし・ワンルームで飼うならレオパかクレス
一人暮らしやワンルームで飼育する場合、省スペース・低臭・静音が重要です。
おすすめ種類は以下の通りです。
- ヒョウモントカゲモドキ:45cm程度のケージで飼育可能、鳴き声なし、臭いも少ない
- クレステッドゲッコー:縦長ケージで省スペース、虫なし飼育OK
どちらも夜行性のため、日中は静かに過ごし、夜に活動します。
賃貸住宅でも飼育可能ですが、念のため管理会社や大家さんに確認しておくと安心です。
また、エアコンでの温度管理が必要なため、夏場・冬場の電気代も考慮しましょう。
家族で飼う・子どもと触れ合うならフトアゴ
家族で飼育する場合、人懐っこさ・触れ合いやすさが重要です。
フトアゴヒゲトカゲは、以下の理由で家族向けです。
- 温和で攻撃性がほとんどない
- 飼い主を認識し、近寄ってくる
- 昼行性なので、日中の観察や触れ合いができる
- 子どもでもハンドリングしやすい(ただし優しく扱うよう指導が必要)
ただし、ケージが大きいため、設置スペースの確保が必要です。
また、幼体時は主に昆虫を食べるため、虫の管理も必要になります。
成体になると野菜も食べるようになり、餌の管理が楽になります。
忙しくて世話の時間が取れないならコーンスネーク
仕事が忙しく、毎日の世話が難しい方にはコーンスネークが最適です。
世話の頻度は以下の通りです。
- 餌:週1回の冷凍マウス
- 水換え:2〜3日に1回
- 温度確認:毎日(サーモスタット使用で自動管理可能)
- ケージ掃除:週1回
世話の総時間は週1〜2時間程度で済みます。
また、数日間の旅行なら、餌やりのタイミングを調整すれば留守番も可能です。
ただし、長期旅行の場合はペットシッターや預け先の確保が必要です。
虫が絶対に無理ならクレステッドゲッコー一択
虫が苦手な方は、クレステッドゲッコーが唯一の選択肢です。
専用の人工フード(粉末タイプ)で飼育できます。
餌の与え方は以下の通りです。
- 粉末フード(レパシー、パンゲアなど)を水で溶く
- 小皿に入れてケージ内に設置
- 週2〜3回交換
栄養バランスが整った人工フードなので、サプリメントも不要です。
ただし、湿度管理(毎日の霧吹き)が必要なため、その点は注意しましょう。
そもそも爬虫類はペットに向いている?メリット・デメリット

爬虫類を飼育する前に、メリットとデメリットを理解しておくことが重要です。
ここでは、爬虫類飼育の長所と注意点を解説します。
爬虫類を飼う5つのメリット
爬虫類は、犬や猫とは異なる魅力を持つペットです。
主なメリットは以下の通りです。
①鳴き声がなく、近所迷惑にならない
爬虫類はほとんど鳴かないため、マンションや賃貸住宅でも飼育しやすいです。
夜間の騒音トラブルの心配もありません。
②散歩不要で、忙しい人でも飼いやすい
犬のように毎日の散歩が必要ないため、時間的な拘束が少ないです。
特にヘビ類は、週1回の餌やりだけで済む種類もあります。
③臭いが少なく、清潔に保ちやすい
適切に管理すれば、臭いはほとんどありません。
糞尿の量も少なく、掃除も簡単です。
④アレルギーの心配が少ない
犬や猫のアレルギーがある方でも、爬虫類は飼育できることが多いです。
毛が抜けないため、部屋も清潔に保てます。
⑤長寿で、長期的なパートナーになる
適切に飼育すれば、10〜50年以上生きる種類もいます。
長く付き合えるパートナーとして、深い愛着が育ちます。
知っておくべき3つのデメリット・注意点
爬虫類飼育には、犬や猫とは異なる注意点もあります。
主なデメリットは以下の通りです。
①温度・湿度管理が必須で、設備費がかかる
変温動物のため、適切な温度管理をしないと体調を崩します。
保温器具や照明器具の購入・維持費が必要です。
また、夏場・冬場のエアコン使用による電気代も増加します。
②診察できる動物病院が限られる
爬虫類を診療できるエキゾチックアニマル専門の病院は少ないです。
お迎え前に、近隣の病院を調べておきましょう。
また、診療費は犬猫より高額になることが多いです。
③生き餌や冷凍マウスに抵抗がある人もいる
多くの爬虫類は、生きた昆虫や冷凍マウスを餌とします。
これに抵抗がある場合、飼育は難しいでしょう。
虫が苦手な方は、人工フードで飼育できる種類(クレステッドゲッコー)を選びましょう。
爬虫類の飼育に必要なもの【初期費用の目安も紹介】

爬虫類を飼育するには、適切な設備が必要です。
ここでは、基本的な飼育用品と初期費用の目安を紹介します。
基本の飼育用品チェックリスト
爬虫類飼育に最低限必要なものは以下の通りです。
- ケージ:種類に応じたサイズ(ガラスケージ、プラケースなど)
- 床材:ペットシーツ、キッチンペーパー、爬虫類用サンドなど
- 隠れ家:ストレス軽減のため必須
- 水入れ:常に新鮮な水を用意
- 温湿度計:デジタル式が正確でおすすめ
- 保温器具:パネルヒーター、保温球、暖突など
- 照明器具:紫外線ライト(必要な種類のみ)、バスキングライト
- 餌:種類に応じた餌(昆虫、冷凍マウス、人工フードなど)
- サプリメント:カルシウム剤、ビタミン剤(必要に応じて)
これらを揃えることで、基本的な飼育環境が整います。
保温・照明器具の選び方
爬虫類の健康維持には、適切な保温・照明器具が欠かせません。
保温器具の種類は以下の通りです。
- パネルヒーター:ケージの底に敷いて使用、局所的な保温に最適
- 保温球:上部から照らすタイプ、広範囲を保温できる
- 暖突:上部に設置する遠赤外線ヒーター、夜間も使用可能
- サーモスタット:温度を自動管理、過熱防止に必須
照明器具の種類は以下の通りです。
- 紫外線ライト(UVB):カルシウム吸収に必要(フトアゴ、リクガメなど)
- バスキングライト:ホットスポットを作る、昼行性種に必須
夜行性のレオパやコーンスネークは、紫外線ライト不要です。
保温器具のみで飼育できます。
種類別の初期費用目安
初期費用は、種類によって大きく異なります。
種類別の初期費用目安は以下の通りです。
①ヒョウモントカゲモドキ
- 生体:5,000〜15,000円
- ケージ(45cm):3,000〜8,000円
- パネルヒーター:2,000〜4,000円
- 温湿度計:1,000〜2,000円
- 隠れ家・水入れ:1,000〜2,000円
- 床材・餌・サプリ:2,000〜3,000円
- 合計:14,000〜34,000円
②フトアゴヒゲトカゲ
- 生体:10,000〜30,000円
- ケージ(90cm):10,000〜20,000円
- 紫外線ライト:5,000〜10,000円
- バスキングライト:3,000〜5,000円
- 温湿度計:1,000〜2,000円
- 隠れ家・水入れ:2,000〜3,000円
- 床材・餌:2,000〜3,000円
- 合計:33,000〜73,000円
③コーンスネーク
- 生体:8,000〜20,000円
- ケージ(60cm):3,000〜8,000円
- パネルヒーター:2,000〜4,000円
- 温湿度計:1,000〜2,000円
- 隠れ家・水入れ:1,000〜2,000円
- 床材・冷凍マウス:2,000〜3,000円
- 合計:17,000〜39,000円
初期費用を抑えたい場合は、中古品やセット商品の利用も検討しましょう。
爬虫類はどこで買う?購入場所と健康な個体の選び方

爬虫類を購入する際、どこで買うかと健康な個体の見分け方を知ることが重要です。
ここでは、購入場所の選択肢と健康チェックのポイントを解説します。
購入場所4つの選択肢とメリット・デメリット
爬虫類の購入場所は、大きく分けて4つあります。
①爬虫類専門店
- メリット:専門知識が豊富、個体の状態が良い、飼育相談ができる
- デメリット:店舗数が少ない、価格がやや高め
- おすすめ度:★★★★★(初心者に最適)
②総合ペットショップ
- メリット:店舗数が多い、飼育用品も一緒に購入できる
- デメリット:専門知識が不足していることがある、個体の状態がまちまち
- おすすめ度:★★★☆☆(店舗の知識レベルに左右される)
③爬虫類イベント(爬虫類市場、エキゾチックアニマル展示即売会など)
- メリット:多くのブリーダーが集まる、珍しい個体が見つかる、価格が安い
- デメリット:初心者には見極めが難しい、アフターフォローが不明確
- おすすめ度:★★★☆☆(中級者以上向け)
④オンラインショップ
- メリット:品揃えが豊富、自宅で購入できる
- デメリット:実物を見ずに購入するリスク、輸送ストレスがかかる
- おすすめ度:★★☆☆☆(信頼できるショップなら可)
初心者には爬虫類専門店が最もおすすめです。
専門的なアドバイスを受けられ、飼育後も相談できるため安心です。
健康な個体を見分ける4つのチェックポイント
購入時に健康な個体を選ぶことが、飼育成功の第一歩です。
健康チェックのポイントは以下の通りです。
①目が澄んでいて、凹んでいない
健康な個体は、目がはっきりと開いており、輝いているはずです。
目が凹んでいる場合は、脱水症状の可能性があります。
②体にハリがあり、骨が浮き出ていない
痩せすぎている個体は、栄養不足や病気の可能性があります。
背骨や肋骨が浮き出ている場合は避けましょう。
③動きが活発で、反応が良い
触ったり近づいたりした時、敏感に反応する個体が健康です。
動きが鈍い、反応しない場合は、体調不良の可能性があります。
④皮膚にキズや腫れがない
皮膚に外傷・腫れ・脱皮不全がないか確認しましょう。
特に指先や尾の先端に古い皮が残っていないかチェックが必要です。
これらのポイントを確認し、店員さんに餌の食べ具合や飼育状況も質問しましょう。
爬虫類初心者がやりがちな失敗5選と対策

爬虫類飼育では、初心者が陥りやすい失敗があります。
ここでは、よくある失敗例と対策を紹介します。
失敗①|温度管理の甘さで体調を崩す
爬虫類は変温動物のため、温度管理が不適切だと体調を崩します。
よくある失敗は以下の通りです。
- 温度計を設置していない
- ホットスポットとクールスポットの温度差がない
- 夜間の保温を怠る
対策は以下の通りです。
- デジタル温湿度計を必ず設置
- サーモスタットで温度を自動管理
- ケージ内に温度勾配(ホットスポット・クールスポット)を作る
- 冬場は室温も調整(エアコン使用)
温度管理を徹底することで、健康な飼育が可能になります。
失敗②|餌の与えすぎ・与えなさすぎ
餌の量や頻度を誤ると、肥満や栄養失調の原因になります。
よくある失敗は以下の通りです。
- 可愛いからと毎日餌を与える(肥満の原因)
- 逆に餌やりを忘れる(栄養失調の原因)
- サプリメントを使わない(カルシウム不足)
対策は以下の通りです。
- 種類ごとの適切な餌やり頻度を守る(レオパは週2〜3回、コーンスネークは週1回など)
- 餌やりスケジュールをカレンダーに記録
- カルシウム剤やビタミン剤を適切に使用
体重を定期的に測定し、肥満や痩せすぎを防ぎましょう。
失敗③|お迎え直後のハンドリングでストレス
お迎え直後は、爬虫類にとって最もストレスが高い時期です。
よくある失敗は以下の通りです。
- お迎え直後に何度も触る
- 環境に慣れる前に餌を与える
対策は以下の通りです。
- お迎え後1週間は触らない(環境に慣れるまで静かに見守る)
- 餌は2〜3日後から与える(環境に慣れてから)
- ハンドリングは短時間から始める(最初は5分程度)
焦らず、個体のペースに合わせることが大切です。
失敗④|脱走対策の不備
爬虫類は脱走の名人です。
特にヘビ類は、わずかな隙間からも脱走します。
よくある失敗は以下の通りです。
- ケージの蓋をしっかり閉めていない
- ケージの隙間を見落としている
対策は以下の通りです。
- ケージの蓋にはロック機能があるものを選ぶ
- 隙間がないか定期的にチェック
- ハンドリング時は部屋の扉を閉める
脱走すると、家の中で見つからないこともあります。
万全の対策を取りましょう。
失敗⑤|病院を事前に探していない
爬虫類を診療できる病院は限られています。
よくある失敗は以下の通りです。
- 体調不良になってから病院を探す
- 近くに診療できる病院がないことに気づく
対策は以下の通りです。
- お迎え前に爬虫類を診療できる病院を調べる
- 健康診断を兼ねて、お迎え直後に一度受診する
- 緊急時の連絡先をメモしておく
事前準備が、いざという時の安心につながります。
まとめ|初心者におすすめの爬虫類と飼育スタートへの3ステップ
この記事では、初心者におすすめの爬虫類7種と、飼育の基礎知識を解説しました。
初心者におすすめのTOP3は以下の通りです。
- 1位:ヒョウモントカゲモドキ──飼いやすさNo.1、迷ったらコレ
- 2位:フトアゴヒゲトカゲ──人懐っこく、触れ合いを楽しめる
- 3位:コーンスネーク──世話の頻度が少なく、忙しい人にも最適
その他のおすすめ種として、クレステッドゲッコー(虫なし飼育OK)、ボールパイソン(おとなしく長寿命)、ニシアフリカトカゲモドキ(レオパに似た穴場種)、ロシアリクガメ(草食で丈夫)も紹介しました。
飼育スタートへの3ステップは以下の通りです。
ステップ①|自分のライフスタイルに合った種類を選ぶ
体のサイズ、餌の種類、温度管理の難易度、寿命、予算を考慮して選びましょう。
虫が苦手ならクレステッドゲッコー、忙しいならコーンスネークがおすすめです。
ステップ②|必要な飼育用品を揃える
ケージ、保温器具、照明器具、温湿度計、隠れ家、餌などを事前に準備しましょう。
爬虫類専門店で相談しながら購入すると安心です。
ステップ③|健康な個体を迎え、環境に慣れさせる
専門店で健康な個体を選び、お迎え後1週間は触らずに環境に慣れさせましょう。
近隣の爬虫類診療可能な病院も事前に調べておくと安心です。
爬虫類は、適切に飼育すれば長く付き合える素晴らしいパートナーになります。
この記事を参考に、あなたにぴったりの爬虫類を見つけて、充実した飼育ライフを始めてください。


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